「玉川温泉で難病を克服する法」(安陪 常正)を読んで

 

  「玉川温泉で難病を克服する法」(安陪 常正)という本があります。この本と自身の玉川温泉での体験と照らし合わせながら、自分なり思った事を簡単に書きました。

 

安陪 常正

 

 

 

 

 

 

 

ラジウムの強弱だけで温泉の効果を決定すべきことではないことである。玉川温泉のすばらしさは、大噴から毎分9千リットルに及ぶ温泉の湧出によってラジウムを含有する温泉の蒸気が玉川温泉一帯に広がってそこにいて空気を吸入しているだけでも、ラジウムが体内に吸収され難病に対する効果が極めて高いことである。

  玉川温泉にいるだけでも、ラドンを吸収することができるということでしょうか。外で、ゴザを敷いて寝ている方もいました(テントではなくて)。そこに寝て玉川温泉から出るラドンを吸うだけでも、病気の治療や症状の回復に効果があるのかもしれません。もっとも、無色・無臭である為、ラドンが本当に充満しているのかどうかは、目で見ただけでは分かりませんが。余談ですが、卵の腐ったような臭いがしましたが、これは「硫化水素」だとのことです。

 

 

玉川温泉特有の湿疹の出方が全く違っているということである。一生懸命目的意識的に入浴した人は湿疹の出方が非常に速い。ちゃらんぽらんに入浴した人は、なかなか湿疹が出ない。湿疹が出ないということは病気の原因を作る体毒が出ていないという証拠である。何十回入浴しても湿疹が出ない人は出ないわけではないが、病を持っている人は体の中に毒素が蓄積されてしまっているわけだから、2度乃至3度入浴しただけでも、ものすごい勢いで(湿疹が)出てくる。いかにして体毒を早鵜出すかが病気の克服に繋がるわけだが…

  確かに、源泉に入ったらすぐに湿疹が出ました。これは、体内の毒が出て、病気の克服・症状の回復に繋がる「良好反応」によるものと考えられています。自身、胸と首に湿疹が出ました。この本によると、この部位に出る病名・症状は「ノイローゼ」「自律神経失調症」とのことでした。「当たらずとも遠からず」と言ったところでしょうか。3・4日程度の湯治でしたが、かなり体調が良くなりました。

 「源泉→体毒排出→湿疹→病気回復」というのが玉川温泉治療の一連のプロセスというのを身をもって知りました。

 

 

肌がただれたり、赤いぶつぶつ症状がひどくなった場合、無理して源泉に入らず、打たせ湯、蒸気湯をするなど、体を温泉になるべく漬けないように継続させても問題はない。打たせ湯は、体の中に温泉をしみこませる効果が高いので、これだけでも十分入浴の効果が期待できる。

  初日、源泉に入り続けたせいか、肌がピリピリして痛かったので、「打たせ湯」に変更しましたが、この「打たせ湯」はかなり効きましたね。自身の場合、首に打たせ湯を当て続けました。たった1回で、湿疹が出るのを通り越して、首の肌がボロボロになりました。

 

 

「俺は身体に絶対の自信がある」といっても、この玉川温泉の100%源泉に3日から4日も入れば、内臓の悪いところがズバリ判明する。皮膚の表面に出現する赤いブツブツが悪い部分を教えてくれる。細心の検査器械でも分からない病気が、ズバリと現れてします。

  私の場合、赤み・ブツブツが出るまでに3日もかかりませんでした。初日から、真剣に源泉に入ったからかもしれません。赤み・ブツブツは首と胸に出ました。この部位に出る赤み・ブツブツは「自律神経失調症」「ノイローゼ」が原因だと考えられています。「当たらずとも遠からず」といったところでしょうか。自身、健康だと思っていたのですが、決してそうではなかったのだなと玉川温泉に入りしみじみそう思いました。

 

 

赤いブツブツが皮膚の表面に現れるのは、日本では玉川温泉と上洲の草津温泉だけだと言われる。その草津ですら、3日や4日の滞在では赤いブツブツは現れない。

  他所の温泉に行ったことがありますが、3・4日程度の温泉では赤いブツブツが出たことはありませんでした。3・4日程度の滞在で赤いブツブツが出るのは、この「玉川温泉」だけと言われれば、そういう気持ちがしないでもありません。

 

 

玉川温泉では入浴2、3日くらいからこの赤いブツブツが疾患部とリンパ線上に現れる人もいる。脱衣所を見ていると凄まじい赤いブツブツの肌に驚くことがある。まことに温泉は正直であり、肉体もこれに反応するのだから効果覿面だと言わざるを得ない。

  自身も赤いブツブツを見た時は、正直驚きました。「温泉は正直」「肉体も反応」「効果覿面」とありますが、必ずしも誇張した表現ではありません。自身の場合、それを身をもって経験しました。

 

 

症状は赤いブツブツから、その先端に黄色い脂肪のような物が現れてしだいに大きくなる。この黄色い脂肪の先端が紺褐色に変わり始め、黄色い変性蛋白の部分が黒いカサブタに変化し、やがて病気全快程度に並行してポロリと落ちる。

  温泉から帰って4日目ですが、肌は黄色から紺褐色になり始めたものの、完全な綺麗な肌になるまでにはまだまだ時間がかかりそうです。

 

 

 

 玉川温泉は、赤いブツブツが体のバランスの崩れたリンパ腺を中心に発生する。赤いブツブツの発生は、その人の病気のバロメーターと言われ、赤いブツブツは次第に消えてしまう。赤いブツブツはやがて黄色く変色し、次に黒いカサブサと変化していき病気が治ると共に自然とはがれていく。これが玉川温泉の“温泉復元”の効果であり、他の温泉では見られない特徴である。

 

 赤いブツブツが黒くなり完全に取れた時に病気が完治するみたいですね。「温泉復元」とありますが、その効果を体感するまでには後1ヶ月くらいかかりそうです。