ホルミシス 免疫機能

 免疫を司る細胞に「Th1免疫細胞」と「Th2免疫細胞」の2つがあります。この2つの免疫細胞は、「ヘルパーT細胞」により制御されています。「Th1免疫細胞」はウィルスや癌などの侵入者を攻撃する免疫細胞で、「Th2免疫細胞」は花粉などの異物に対して抗体を作って補足排除行う免疫細胞のことを言います。両者の免疫細胞のバランスが上手く調整されることで、ウィルスや癌などの外敵から身体を守ります。両者のバランスを司る「ヘルパーT細胞」は外敵に応じてどちらの免疫細胞の機能で攻撃したらいいか制御する機能があります。

 「Th1免疫細胞」は、IL-12により誘導され主にIFN-γを産出しキラーT細胞を活性化します。「Th2免疫細胞」は、IL-4により誘導され主にIL-4を産出しB細胞を活性化します。この2つの免疫細胞はそれぞれ異なるサイトカイン(抗原がリンパ球と結合した時にリンパ球から分泌される特殊なたんぱく質)を産出します。両者のバランスが健康維持に不可欠で、その割合はTh1/Th2=8〜12と言われています。両者のバランスが悪いと様々な病気を引き起こす原因となります。例えば、Th1免疫細胞が弱いと癌細胞を攻撃することができず癌細胞の増殖を抑制することができなくなるために癌に罹りやすくなります。一方、Th2免疫細胞が必要以上に強すぎるとカビやダニに対するIgE抗体の反応(攻撃)が必要以上に強くなり、アトピーや花粉症などのアレルギー疾患を引き起こす原因になります。

 ウィルスや癌に対する外敵への攻撃・排除に関し、この2つの免疫細胞のバランスが不可欠です。低線量率放射線には免疫機能のバランスを保つ効果(ホルミシス効果)があります。ラットに低線量率放射線を照射した実験では、Th1免疫機能が強くなり癌細胞の増殖を抑制する結果が得られました。また、人間への臨床研究でも低線量率放射線を全身に照射した場合は10年後生存率が50%から84%と飛躍的に伸びる結果が得られました。癌細胞の増殖を抑制し10生存率が大幅に伸びたのはTh1免疫細胞が有効に機能したからだと考えられます。

 放射線と癌に対する免疫機能について以下のことが言えます。

①免疫機能のバランスが取れている事、特に癌に関して言えば、Th1免疫細胞が機能させることが癌細胞の増殖を抑制する上で重要である。

②低線量率放射線には免疫機能のバランスを調整する効果がある。

③低線量率放射線には癌の進行を抑制する効果があり、上手く取り入れ得ることで理想的な統合治療を実践することができる。

 低線量率放射線には癌細胞を抑制する効果(ホルミシス効果)があり、その1つに癌細胞を抑制する効果があります。癌を完治する効果があると断言することはできませんが、このラドン浴療法は、医療現場への取り入れられ方次第で、理想的な癌の治療法になりうるはずだと考えます。

 弊店には人工的にラドンを生成する「ホルミシスラドン」という器械があり、この「ホルミシスラドン」を使えばホルミシス効果を体感することができます。自宅にいても手軽にラドンを吸うことができるので、歩くのが困難な方又は寝たきりの方に非常に便利です。このブログを御覧になりホルミシス効果に興味をもたれ「ホルミシスラドン」の購入・レンタルを御希望される方は、是非弊店の通販ショップ「水素の力」を御利用下さい。