ホルミシス 放射線 マウス 免疫①
「放射線ホルミシス」(藤野薫著・せせらぎ出版)に低線量率放射線をマウスに照射して免疫機能を調べた実験について掲載されていました。以下にその内容を簡単にまとめました。興味のある方は是非御覧下さい。
<実験方法>ほんの少しの放射線を3週間マウスに照射(「ほんの少しの放射線」とは、1.2ミリグレイ/時。」自然放射線の世界平均の約1万倍。従来の放射線治療の約10万分の1。)
<結果>
- 体を守る免疫細胞が増加した。
- 免疫系で最も大切な細胞表面の分子が著しく増加した。
- 体を攻撃する異常な活性化細胞の数は増加した。
- 免疫系が理想状態になった。
以上です。
「免疫」とはウィルスなど外部からの侵入者から身体を防御するシステムのことを言います。人の体には「ヘルパーT細胞」があります。この細胞は「2つの免疫」のバランスを保ちます。「2つの免疫」とはTh1とTh2を指します。Th1は細胞がTh2は抗体が主体となって外敵を攻撃します。ちなみに癌細胞を攻撃するのはTh1免疫です。
「ホルミシス」効果とは、低線量率放射線が身体に良い影響を与える現象のことを言います。その「ホルミシス」効果の1つに免疫機能のバランスを保つ効果があります。免疫機能のバランスが悪いと、Th1免疫が癌細胞を癌細胞を攻撃しないため、身体が癌に侵されやすくなります。
上記のラットの実験から、低線量率放射線により免疫機能が理想的になったという結果が得られました。これは、ホルミシス効果によるものと考えることができます。もっとも、癌がホルミシスの適応症というわけではないので低線量率放射線の全身照射で癌を完治することが難しいのですが、ホルミシス効果により免疫機能が向上すればある程度癌の増殖を抑えることが可能ではないかと考えます。
癌の治療には標準治療として、主に抗癌剤・手術・高線量率放射線の局所照射の3種類の方法があります。ホルミシス療法は、標準治療に代わる代替治療あるいは、併用しうる統合治療として利用できるのではないでしょうか。弊店では「ホルミシスラドン」という人工的にラドンを生成する器械を取り扱っています。この「ホルミシスラドン」のラドンを吸収することで「ホルミシス効果」を体感することができます。
ラットの実験では低線量率放射線の全身照射で免疫機能が促進されることが明らかになりました。癌に限らず病気予防・健康維持に免疫機能を向上させることは大切です。このブログを御覧になりホルミシス効果に興味をもたれ「ホルミシスラドン」の購入・レンタルを御希望される方は、是非弊店の通販ショップ「水素の力」を御利用下さい。