ホルミシス 放射線 マウス 線量率
マウスに高線量率放射線を短時間照射した場合と低線量率放射線を長時間照射した場合と比較対照した実験があります。以下はその実験内容です。興味のある方は是非御覧下さい。
<実験>
①マウスに高線量率放射線を短時間数回照射
②「ほんの少しの放射線」をマウスに500日間照射(「ほんの少しの放射線」とは、1.2ミリグレイ/時、自然放射線の世界平均の約10,000倍)
<結果>
①例外なく癌を発症した。
②発癌例は0。
「積算量」とは、トータルで被爆した放射線の累積の量を言います。
①の場合だと、「高線量率放射線量/時」×「時間(短)」
②の場合だと、「低線量率放射線量/時」×「時間(長)」
が「積算量」になります。
放射線の積算量は②の場合の方が①の場合よりも多かったのにもかかわらず、②の場合は①の場合と異なり癌を発症しませんでした。一方、②のケースでは、ラットは毛並みが良く、若々しく、活発になりました。
この実験結果から以下のことが言えます。
1 積算量は健康に与える影響とは基本的に関係ない。(もっとも全く無関係というわけではない。)
2 低線量率放射線を長期間照射した場合は健康に良い影響を与えるのに対し、高線量率放射線を短時間照射した場合は健康に悪い影響を与える。
3 生体に与える影響を考える上で、積算量より放射線率の方が重要な意味を持つ。
以上3点です。低線量率放射線をラットに長期間照射したラットは「毛並みが良く、若々しく、活発に」なりました。「ホルミシス効果」とは、低線量率の放射線は身体に良い影響を与えることを言います。それ故、この実験結果は「ホルミシス効果」を論拠づけるものとして考えることができます。
この実験結果は、放射線の生体に与える影響を考える上で大切なのは、積算量よりむしろ放射線率だということを示唆しています。食塩を例に考えます。食塩は人間の生活に必要不可欠なものですが、1ヶ月分の食塩を一度に摂取したら健康上問題があります。具体的に言えば、過剰の塩分の摂り過ぎは、高血圧や腎疾患、心疾患等の病気を引き起こす可能性があります。つまり、食塩は人間の成長に必要なものですが、一度に過剰に摂りすぎたら毒にもなるということです。
「放射線=悪」というイメージで考えられていますが、低線量率放射線の場合にもその図式が当てはまるわけではありません。上記の実験から、低線量率放射線を照射したラットは「毛並みが良くなる」「活発になる」「若々しくなる」との結果が得られています。この効果を「放射線ホルミシス」と言います。「放射線ホルミシス」が生じるか否かは放射線率により異なります。病気の治療及び症状の改善に関し、高線量率放射線と低線量率放射線を混同して「放射線=悪」という先入観を持たず、低線量率放射線を身体に有用に利用するという観点で考えることが大切です。
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