ホルミシス 癌 低線量放射線 10年生存率
東北大学医学部の坂本澄彦教授は、悪性リンパ腫患者に、従来の臨床対応に加えて、0.1グレイ(100ミリシーベルト)の低線量放射線を全身または上半身照射(1日おきに15回、計1.5グレイ)する併用医療を行いました。23人の患者の追跡調査によると、結果は、従来だけの対応の治療後10年の生存率が50%なのに比べ、低線量放射線を併用した場合の10年生存率は84%に達しました。さらに、ヘルパーT細胞などの免疫系の活性化も確認され、低線量放射線を浴びた患者の方が、癌生存率が高いことが確認されたのです。
低線量の放射線を全身に照射した場合は10年後生存率が50%から84%上昇。 坂本教授に関しては、こんなエピソードもあります。教授は自身も大腸がんを体験。自らの身体に対して1回0.15グレイの放射線を照射したのです。これを週2回、5週間、合計1.5グレイの低線量放射線を照射した結果、がんの再発を抑えることに成功したのです。 |