ホルミシス 癌死亡率 コバルト

 台湾にある団地での出来事です。放射線にまつわる興味深い出来事なので興味のある方は是非ご覧下さい。

 1982年、台湾で1,700戸の団地が造られました。その団地には、約10,000人もの住民が住んでいました。10年後の1992年、驚くべきことが分かり大騒ぎになりました。それは、建物の鉄筋に「コバルト60」という放射性物質が含まれていたのです。コバルト60とは、ニッケルに壊変する過程においてベータ線を放出する放射線物質で半減期は5.3年です。建物の建材にベータ線を放射するコバルト60が使用されていたことはコバルト団地の建物は放射線の被爆量が台湾の他の地域より多いと示唆しています。放射線自体が身体に危険と考えられていたので、団地住民の健康を危惧する声が上がり大騒ぎとなりました。そこで、さっそく団地住民の健康追跡踏査が実施し、19年に渡る1万人の癌死亡率を調べました。

 その結果は以下の通りです。

 台湾全体の癌死亡率は206/1万人、ICRPによる放射線を考慮した癌死亡率は270/1万人です。それに対して、調査の対象となった団地住民の癌死亡率は、たったの7人でした。しかも、この7人はコバルト団地入居する前から癌だったということです。

 放射線に関しては、わずかな放射線でも身体に悪い影響を与えるという考え方はICRP(国際放射線防護委員会・International Commission on Radiological Protection)でされていたのですが、このコバルト団地の出来事はICRPの見解を根底から覆すことになりました。マラー博士は、「身体に与える害は受けた放射線の量に比例する」という学説(LNT仮説しきい値無直線仮説)を唱えましたが、このコバルト団地の出来事はマラー博士の学説をも覆す調査結果にもなりました。具体的には、団地の建物の建設にコバルト60が材料として使われ、最も放射線の被爆量が大きかった部屋では525mSv、平均では72.9mSvであったのにもかかわらず、癌死亡率は台湾全体の癌死亡率が206人/1万人に対し7人/1万人とコバルト団地の住民の癌死亡率の方が明らかに低かったのです。

 コバルト団地の出来事は、放射線が低線量で照射された場合は身体に良い影響を与えるというホルミシス効果を唱えるラッキー博士の学説を補強するものとして実に興味深いエピソードです。

 最近、「放射線=悪」と単純に考えるのではなく、低線量の放射線をどのように有効活用するかというホルミシスに対する考え方が脚光を浴びるようになりました。ホルミシス効果の一つに癌抑制機能があります。このコバルト団地での出来事は、低い癌死亡率とホルミシス効果を相関関係があることを示すものだと考えられています。

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