ホルミシス〜効果と活動実績
ホルミシス効果とは低線量の放射線は身体に良い影響を与える作用があることをいいます。一般に言われている放射線治療とは全く趣を異にしています。放射線治療の場合は、高線量の放射線で腫瘍患部を焼きつくすことを目的にしていますが、ホルミシス療法の場合は低線量の放射線を全身に照射しDNAに働きかけ、免疫力の向上・病気予防・健康維持に役立たせることを目的としています。
一般に、放射線が強すぎると、損傷が激しすぎて修復酵素による修復が間に合いません。しかし、弱い放射線の場合はDNAの修復機能が向上するためDNAは修復されます。ある程度の量の放射線は身体に良い影響を与え、それを超えた量の放射線は身体に害を与えることになります。放射線による損傷とDNAの修復機能のどちらが大きいかという話に集約されます。
- 放射線による損傷>DNAの修復機能の場合 : DNAの修復機能を超える放射線によるDNAの損傷があるので細胞を酸化・破壊してしまいます。それ故、身体に害を与えます。
- 放射線による損傷<DNAの修復機能の場合: DNAの修復機能が放射線による損傷を上回るので、身体の細胞はきちんと修復されます。それ故、身体に良い影響を与えることになります。
身体に与える影響が適性な量なら身体に良い影響を与え、それを超えた場合は身体に悪い影響を与えることになります。その境目の数値をしきい値といいます。
- DNAの修復機能>放射線による損傷:身体に良い影響を与える
- DNAの修復機能<放射線による損傷:身体に悪い影響を与える
- DNAの修復機能=放射線による損傷:境界線になる数値をはしきい値」
ちなみに、ラッキー教授は、自然環境の100倍が最適で10000倍が自然放射線と同レベルで、これを超えると身体に悪影響を与えるとしています。ラッキー博士の見解をベースにすれば、しきい値は自然放射線の10,000倍の量が「しきい値」になります。