ホルミシス効果 癌死亡率 X線技師 原発従業員①
以下の内容は、X線技師の癌死亡率についてのものです。「家庭で楽しめる岩盤浴温泉(現代書林)」から抜粋しました。是非、御覧下さい。
X線技師については、イギリスのチャールズ卿による調査があります。この調査は1897年〜1997年までの100年間にわたるもので、1955年以降に登録されたX線技師と一般開業医の死亡原因が比較されています。そのデータによれば、一般開業医と比較してX線技師の癌死亡率は0.79、他の死亡率が0.68となっています。つまり、X線技師は一般開業医より長生きで、癌による死亡率もはるかに低かったのです。
<家庭で楽しめる岩盤浴温泉(現代書林)p78部分抜粋> |
このデータを図にしたものがこれです。分かりやすくまとめてみました。
次に、「原子力発電所従事者の癌死亡率」についてです。
1983年にカナダで行われた調査では、全国平均を100%とした時の原子力発電所従業員の癌死亡率は、国内平均の59%でした。
<家庭で楽しめる岩盤浴温泉(現代書林)p78部分抜粋> |
このデータを見た限りでは、放射線を日頃仕事で浴びるX線技師・原子力発電所従事者の方が、癌死亡率が低いのが分かります。あくまでこのデータをベースにした限りでは、低線量放射線が健康増進作用があると言えるのではないでしょうか。この作用のことを「ホルミシス効果」と呼びます。「ホルミシス効果」には、①抗酸化作用②p53の活性化③免疫システムの安定などの作用があります。
<続く>