ホルミシス効果〜Ⅱ型糖尿病 動物実験
Ⅱ型糖尿病は2種類のタイプがあります。ひとつはインシュリンが健常者と同じように分泌されているのですが、細胞がインシュリンを受け付けなくなっているタイプです(インシュリン抵抗性)。もうひとつはインシュリン抵抗性はないのですが、加齢等の原因でインシュリンの分泌が低下するために起こる糖尿病です(インシュリン分泌低下)。この2種類のⅡ型糖尿病のマウスに低線量率放射線を照射した実験があります。以下に簡単にまとめたので、是非御覧下さい。
「インシュリン抵抗性」糖尿病状態のマウスと「インシュリン分泌低下」糖尿病状態のマウスの2種類のⅡ型糖尿病症状を示すマウスに対し、1時間0.7ミリグレイの線量率の低線量率放射線を照射しました。この実験では「インシュリン抵抗性」を発症する突然変異を持ったマウスで体重が普通のマウスの2倍もある肥満型糖尿病のマウスを使いました。このマウスでは生後4〜5週で肥満が始まり10週までには100%「インシュリン抵抗性」糖尿病を発症しますが、照射したマウスは24匹中3匹に尿糖が認められなかったのもが現れました。また、マウスの平均寿命は80週から105週に延び、脱毛などの糖尿病マウスに特徴的な老化症状の改善も見られました。
インシュリン応答性については改善しないことも明らかになりました。インシュリン応答性とは注射した時に血糖値を下げる能力のことを言います。インシュリン応答性が改善しないのに血糖値が正常に下がったのは、膵臓にβ細胞にインシュリンを分泌する能力が維持され、糖分を脂肪に変えることにより、血液に糖分がそのまま残らなかったからだと考えられます。
このマウスの膵臓を調べたところ、低線量率放射線を照射したマウスはランゲルハウス島が肥大しており、たくさんのβ細胞が確保されていることが分かりました。また、活性酸素による酸化を抑制する抗酸化物質のSODの量が増えていたことも分かりました。
低線量率放射線にはホルミシス効果があります。このホルミシス効果には抗酸化物質を生成する機能があり、活性酸素による膵臓のβ細胞の酸化を抑制する働きがあります。低線量率放射線は、エネルギーとして使われなかった糖分を脂肪に変え、糖分を血液にそのまま残らなくすることで、血圧が高くなるのを防ぎ、糖尿病を防止します。この実験は動物実験レベルですが、この機能及び効果は人間の場合にも当てはまり、低線量率放射線を照射することで糖尿病をある程度治療することができるのではないでしょうか。
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