ホルミシス効果〜動脈硬化症(心筋梗塞・脳梗塞)
ホルミシス療法は、心筋梗塞や脳梗塞などの動脈硬化症に起因する疾患の治療にも一定の効果を上げています。
まず、動脈硬化が生じるメカニズム及び動脈硬化症に起因する症状について簡単に説明します。
活性酸素は血管壁の脂膜を酸化し過酸化脂質を生成し、その過酸化脂質が血管壁にへばりつくと血管壁の弾力性が低下し脆くなります。「動脈」は心臓から送り出される血液を全身に運ぶパイプのような存在で、血管壁の弾力性が低下又は脆くなると、血液の循環が悪くなり、酸素や栄養分が届かなくなります。例えば、心臓の動脈である冠動脈が詰まって心臓に酸素や栄養が運ぶことができなくなると、最悪の場合、「心筋梗塞」を引き起こします。 |
以上です。
動脈硬化症に起因する疾患に、①狭心症・心筋梗塞などの虚血性心疾患 ②脳卒中・脳梗塞・脳出血などの脳血管障害があります。この動脈硬化症は当人に全くといいほど自覚症状がなく、自覚した時には既に重症に罹っている点が特徴で、「沈黙の殺人者」と呼ばれています。
前述したように、動脈硬化は活性酸素が原因となっています。それ故、この疾患を予防・治療するためには活性酸素による酸化を抑制する機能がある抗酸化酵素が必要です。低線量放射線にはホルミシス効果があり、その効果の1つに抗酸化酵素を生成し活性酸素による酸化を抑制する作用(抗酸化作用)があります。
ラットに低線量放射線を照射した実験では、SOD及びGPxなどの抗酸化酵素が増える結果が得られました。以下にその実験内容について記したので、興味のある方は是非参考にして下さい。
生後65週、91週の2種類のラットに対してX線を全身照射させ、抗酸化物資の数値を調べる実験を行った。ラットの大脳皮質細胞の変化を調べたところ、抗酸化物質であるSOD(スーパオキシド・ディスムターゼ)の飛躍的増加が確認された。 ラットの大脳皮質において,7週齢から65週齢,91週齢と加齢が進むと,代表的な生体防御機構の一つで抗酸化系酵素であるSODの活性が減少し,生活習慣病や老化の原因となる過酸化脂質量が増加する。これに対し,ラットに低線量放射線を全身照射すると加齢に伴う変化が抑制された。
<電力中央研究所の山岡教授による実験> |
ラットに低線量放射線を照射した実験では、抗酸化酵素であるSODが活性化され、過酸化脂質が減少しているのが分かります。
動脈硬化は、活性酸素が血管壁を酸化することで生成された過酸化脂質が血管壁にへばりつき血液の循環を妨げることで生じます。しかしながら、低線量放射線には、活性酸素を無害化する抗酸化酵素SODを活性化し、血液の循環を妨げる過酸化脂質を低減させる作用があります。それ故、低線量放射線照射によるホルミシス療法には動脈硬化症に起因する心臓病や脳梗塞などの疾患を予防する効果が期待されています。
もっとも、「ホルミシス療法」は万能ではなくその効果も個人差があります。それ故、ホルミシス療法に、脳梗塞や心筋梗塞などの難病を治療する効果があると断言することはできません。しかしながら、ホルミシス療法により脳梗塞や心筋梗塞の症状を緩和するのに成功したケースもあり、ある程度の効果が期待できるのはないかと私は考えます。
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