ホルミシス療法 癌 ケーススタディ④
ホルミシス療法を統合療法の1つとして癌の治療に成功したケースをピックアップしました。「医師がすすめる放射性ホルミシス2(ホルミシス臨床研究会)」からの引用です。是非、御覧下さい。
以下の内容は、癌の治療に成功したケースを取り上げたもので、効果・効能を保証したものではないことをあらかじめ御了承下さい。
高取正雄(高取内科医院) 症例④
腫瘍マーカー値が下がり、全身の体力が大きく回復 69歳女性 浸潤性乳管癌 多発性骨転移
69歳の女性乳がん患者は、癌が多発性の骨転移をしてしまい、放射線と抗癌剤による治療を2008年2月から受けた。さいわい治療は効果を発揮し、2000近くあった腫瘍マーカー(NCCST439)も減少を開始。癌自体は回復に向かったものの、計62GYで、治療プログラム後半になると、患者は倦怠感や食欲低下に見舞われてしまった。さらに、食事が取れなくなったことで、気力も衰え、日常生活動作(ADL)が低下。寝たきりに近い状態となってしまったのである。 くわえて、原因不明の喉頭浮腫を発症した患者は、呼吸困難を引き起こし、気道確保のために2008年10月気管切開施術を実施。しかし、患者の食欲はいぜん不振で、体力も低下したまま気力も衰え、衰弱の一途を辿っていった。 このため、2009年1月よりホルミシス治療を開始。治療開始直後すぐに食欲が回復し、栄養状態が改善されたことで、意欲や筋力が向上。座位を保持できる時間も徐々に長くなっていった。 その後、腫瘍マーカーが改善し、ADLも向上したことで、一時退院が可能になったという。 現在はホルミシス治療を在宅で継続中だが、食欲も安定し、意欲も向上。筋力も回復して自力歩行が可能になり、通常に近い日常生活ができるようになっている。腫瘍マーカーも徐々に低下しており、治療を継続して経過を観察中だ。 「主たる病巣や転移巣には、放射線や抗癌剤による治療が有効だったと思えますが、治療後の全身状態の回復にはホルミシス治療が役立っています」と高取医師。 体力が回復したことで、患者は5月に外科手術を行い、主病巣を切除することとなった。 |