ラドンとは

 「ラドン」(222Ra)とは、ラジウム(226Ra)の壊変で生成されえる希ガス元素です。「壊変」とは、構成の不安定性を持つ原子核が、放射線(α線、β線、γ線)を出すことにより他の安定な原子核に変化する現象のことをいいます。1900〜1901年ラザフォードとドルンがラジウムから放射能を有する気体の放散を認めました。原子番号86(Rn)で、物理学的半減期は3.8日で、生物学的半減期は30分です。物理学的半減期とは「ある放射性同位体が、放射性崩壊によってその内の半分が別の核種に変化するまでにかかる時間」のことをいい、生物学的半減期とは「体内にある放射性物質の量が代謝により半分にまで減少するときの時間」のことをいいます。ラドン(222Ra)は、通常、3.8日で半分が別の各種に変化しますが、体内に入ったラドンは30分程度で排泄されます。

 ラドン(222Ra)の同位体にトロン(220Ra)があります。ラドンがウラン系の希ガス元素であるのに対し、トロンはトリウム系です。物理学的半減期は54秒と非常に短いのが特徴です。ラドン(222Ra)が連鎖的に壊変し206Pbになるのに対し、トロン(220Ra)は208Pbに壊変します。

 ホルミシスルームでは、ラドン(222Ra)を使います。トロンと比べ物理学的半減期が長く、同じ時間でもトロンよりもラドンの方がより多く体内に摂取することができ、効果的だからです。