放射線の影響〜確定的影響

 放射線の障害には2種類があります。それは「急性障害」と「晩発障害」です。「急性障害」は放射線被曝後すぐに障害が出ることを、「晩発障害」とは放射線被曝後しばらくして障害が出ることを言います。

 急性障害は、原発などにより極度に強い放射線を一度に全身に被爆し細胞の中心である「核」が破壊され細胞が傷ついたり死んだりすることで生じます。以下に、放射線量と身体に与える影響についてまとめました。

1ミリシーベルト—眩暈・だるさ・吐き気・脱毛・皮膚障害

2ミリシーベルト—死亡率5%

4ミリシーベルト—死亡率50%

7ミリシーベルト—-死亡率100%

 以上です。

 上記の被爆量は「短時間=1時間」当たりの量で、1シーベルト(Sv)=1000ミリシーベルト(mSv)=100万マイクロシーベルト(μSv)です。世界平均の自然放射線量は2.4ミリシーベルト/年と言われています。自然放射線レベルでは、確定的影響などの問題は生じず、まず健康被害はないと言えるしょう。

 また、短時間での高線量率放射線を照射した場合と長時間かけて低線量率放射線を照射した場合では身体与える影響が異なります。以前ブログでラットの動物実験を取り上げました。放射線の積算量が同じでも、短時間で高線量率放射線を照射した場合では癌を発症しても、長時間時間をかけて低線量率放射線を照射した場合で癌を発症したラットは皆無でした。むしろ、後者のケースでは、ラットは若々しく元気になりました。この実験結果は短時間の高線量率放射線は身体に害を与えるが、長期間の低線量率放射線は身体に良い影響を与えることを示唆しています。

 この多量に摂取したら身体に悪い影響を与える物質でも少量なら身体に良い影響を与える現象ことを「ホルミシス効果」と言います。癌の標準治療として使われる放射線は、身体の患部に一度に照射する強度のものです。

 強度の放射線を照射した時生じる副作用は、

1ミリシーベルト—眩暈・だるさ・吐き気・脱毛・皮膚障害

 に概ね類似します。極度に強度の放射線を照射した時はこのような副作用が確実に現れます。これを「確定的効果」と言います。一方、低線量の放射線を全身に照射した場合は免疫機能が高まり癌細胞を抑制する効果があります。標準治療では、局所に高線量率放射線を照射した場合とそれに加えて低線量率放射線を全身に照射した場合では10年後生存率がそれぞれ50%、84%という結果が得られています。

 確かに、短時間に極度に強い高線量地放射線を照射、例えば1時間当たり1シーベルト=1,000ミリシーベルトの放射線を照射した場合は、眩暈・脱毛・吐き気などの副作用が出るので、「放射線=悪」というのは考えるは決して間違いではありません。しかしながら、低線量の放射線を全身に照射した場合では、癌細胞を抑制することができ、延命が期待できます(ホルミシス効果)。

 短時間+高線量率放射線のケース  長時間+低線量率放射線のケース では結論が異なります。上手く両者の方法を併用すれば、病気の治療に有効に役立たせることができます。短絡的に「放射線=悪」と考えずに放射線についての正しい知識を持つことが大切だと考えます。

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