膵臓癌 ホルミシス温熱療法 統合治療
以下の内容は、「医師がすすめる放射線ホルミシス 2 ラドン浴の実践 」(LOCUS MOOK)からの引用したものです。膵臓癌の治療にホルミシス温熱療法を行った方のケーススタディについての内容を一部抜粋しました。興味のある方は、是非御覧下さい。
「50代男性のAさんは膵臓癌に罹り余命3ヵ月と宣告されます。通常の治療では、膵臓癌を治療することは難しかったので、ホルミシスと温熱療法を併用する治療法を選択しました。すると、Aさんの病気の進行は止まり、見違える程元気になりました。」
以上です。ホルミシスと温熱療法を併用することで、Aさんは膵臓癌の治療に成功しました。それに対し、高取正雄院長は見解は以下のコメントをしています。
「これまでの抗癌剤治療が効いている可能性は否定できません。ホルミシスを始めたことで症状が改善したのですが、だからと言ってホルミシスだけが効いたとは言えないのです。」
「ホルミシスだけが効いたとは言えない」とありますが、その言葉から、高取医師は、Aさんが膵臓癌の治療に成功したのは色々な複合的な要因が考えられ、ホルミシス療法を絶対視するのは妥当ではないと考えているのが分かります。ホルミシス療法を絶対視することで標準治療(抗癌剤治療・手術等)を軽視することになれば、手術を怠ったがために病気の悪化を招く可能性もあります。その言外からは、ホルミシス療法を絶対視するの危険性があるのが窺えます。
病気の治療について、科学的治療・生物学的治療・物理学的治療の3つに大別することができます。「科学的治療」は抗癌剤やステロイド、「生物学的治療」はプラセンタやビタミンC療法、「物理学的治療」は手術や高線量放射線がそれに該当します。ちなみに、放射性ホルミシスは、低線量放射線による全体照射する方法なので「物理学的治療」に該当します。
以前、坂本澄彦教授による臨床治療の話をブログで取り上げました。坂本教授の臨床治療は、高線量放射線の局所照射+低線量放射線の全体照射する方法です。坂本教授は、この2つの物理学的治療を併用することで癌細胞の増殖を抑制し、余命期間の延長に成功しました。
病気の治療に当たり、色々な治療法を取り入れることを「統合治療」と言います。特定の治療法を絶対視しないで、相対的なものと捉え、上記の科学的治療法・生物学的治療法・物理学的治療法の3つの視点でどのような方法が病気の治療に効果があるかを考えることが大切だと考えます。そういう意味で、放射性ホルミシス(低線量放射線であり高線量放射線ではない)は、抗癌剤治療・手術・高線量放射線の欠落した部分を補う補完的な役割を担う治療法と言えるでしょう。
ホルミシス効果の特徴には以下のことが挙げられます。
①特定の部位だけでなく体全体に良い影響を与える効果がある
②個人の適合性の問題が少ない
③標準治療と拮抗する可能性が低い
④代替治療として利用できる
⑤副作用がない
放射線(低線量放射線の全体照射のこと)を如何に医療に有効活用するか、これが今後の医療にとって大切だと考えます。ホルミシス療法を絶対視することなく、他の治療法を併用しながらホルミシス療法を上手く取り入れることができれば理想的な統合治療をすることができ、効果的な病気の治療を期待することができるのではないかと考えます。
弊店には「ホルミシスラドン」というラドンを人工的に生成する器械があります。このブログを御覧になりホルミシス効果に興味をもたれ「ホルミシスラドン」の購入・レンタルを御希望される方は、是非弊店の通販ショップ「水素の力」を御利用下さい。